後悔しないために知っておきたい!リフォームの失敗事例5選と回避法
| | リフォーム
住まいのリフォームは、ライフスタイルにあわせた理想の住まいを手に入れる施工です。しかし実際に住んでみると「こんなはずじゃなかった」と後悔する方も少なくありません。
リフォーム後の後悔には、大きく分けて2つのパターンがあります。ひとつは、完成した瞬間に気づく「思った仕上がりにならなかった」という表面的な不満。もうひとつは、住んでみて数ヶ月後、数年後に気づく後悔です。
今回はリフォームの失敗事例と、それを回避するための方法を紹介します。これからリフォームを検討している方は、後悔のない住まいづくりの参考にしてください。
リフォーム後の後悔を生むギャップとは?よくある原因
リフォームでは、施工直後に気づくポイントと数ヶ月、数年後に気づくポイントがあります。それぞれ事前に確認し、リフォーム計画に反映させていきましょう。
リフォーム施工直後の後悔
リフォームが完成し、実際に住み始めたとき「イメージと違う」と思うことがあります。色や質感のギャップは、計画時、小さなサンプルだけで判断したことが主な原因です。壁一面に広がると、サンプルで見たときとは違った印象になります。
また図面上では広く感じても、実際に家具を置いてみると狭く感じることがあります。
できるだけ大きなサンプルやショールームで施工例を実際に確認し、そこでの生活をシミュレーションしながら、リフォームの計画を立てましょう。
リフォーム後、数ヶ月・数年後の後悔
リフォーム後、季節が変わってはじめて「冬になったら想像以上に寒かった」「夏の西日が強くてエアコンが効きづらい」などに気づくケースも多くあります。
また、採光・照明の変更によって、「思っていたより暗い」、「明るすぎて落ち着かない」などの不満が出てくる場合もあります。音、臭い、湿気などの環境面から収納の使い勝手といった問題がある場合もあるかもしれません。
さらに、内装を一新してキッチンや浴室をリフォームしたものの、古い配管はそのまま使用していた場合、あとから水漏れやカビ、シロアリなどの問題が発生する場合もあります。
リフォームでは「表面を直す」よりも、”構造・設備部分をどう改善するか”が長期的な満足度を左右します。築年数の古い家や、給排水設備の補習を一度もしていない場合などは、デザインリフォームより先に構造・設備のリフォームを優先して行うようにしましょう。
リフォームで後悔する失敗事例5選と回避法
具体的には、どんな失敗が起きやすいのでしょうか。リフォームで後悔する人の多い、5つの失敗事例を見ていきましょう。
失敗例①収納不足で生活感が丸見えに
リフォーム後に多い後悔のひとつが収納不足です。リフォーム直後は物が少なく広々として見えても、生活していくうちに物が増え、片付けができなくなくなります。
生活に必要な収納量は事前にできるだけ洗い出し、必要な場所に必要な収納ができるよう、リフォーム計画を立てましょう。
まずは現在の収納に入っている物の量を確認し、今後増える物も想定して、必要な収納量を計算します。使う場所の近くに適切な収納を配置することが重要です。
見せる収納と隠す収納をバランスよく配置し、生活感を上手にコントロールしてください。
失敗例②変更した間取りが暮らしに合わない
間取りを変更したものの、実際に住んでみると使いにくいというケースも見られます。ライフスタイルや住む人の動線に間取りがあわず、かえって使いづらくなるのです。
リフォームでは、実際の生活動線を徹底的にシミュレーションしましょう。朝起きてから夜寝るまでの動きを具体的にイメージし、家事や通勤・通学の動線を確認します。可能であれば、現地で実際に歩いてみて、使い勝手を確認してください。
完成後の暮らしを具体的に想像し、不便な点がないかを事前にチェックすることが大切です。
失敗例③断熱改修を軽視した結果、想像以上に寒い
見た目のデザインや設備のグレードにばかりこだわって断熱改修を後回しにした結果、冬は寒く夏は暑い住まいになってしまうことがあります。暖房をつけても部屋が暖まりづらい構造だと、光熱費も高騰します。
まずは家の性能向上を最優先して、リフォーム計画を立てましょう。断熱材の施工や窓の交換などを行うと、冬は暖かく夏も過ごしやすい住まいとなります。ヒートショックのリスクも減らせますよ。
失敗例④見えない配管や下地の老朽化を放置して数年で再工事に
配管や下地の老朽化を放置すると、数年後には大きな問題に発展するかもしれません。トラブルが大きくなればなるほど、高額な工事が必要になります。早めのリフォームで老朽した部分を修繕することで、結果的に総合的な費用も安く済みます。
そのためにはリフォーム前に徹底的な調査を行い、見えない部分の状態を正確に把握することが重要です。特に築20年以上の住宅では配管材の劣化が進んでいることが多いので、必ず確認するようにしましょう。
失敗例⑤電気配線・コンセント計画の見直し不足
照明位置やコンセントが使いづらく、延長コードを使わなければならなくなったり、そもそもコンセントの数が足りない、といった不満もよく聞かれます。昔よりも家の中で使用する電化製品が増えているにも関わらず、配線を追加しなかったことが原因です。
電気・照明・通信配線は壁を閉じる前に検討する必要があります。
リフォーム後にコンセントを増やすとなると、きれいに仕上げた壁に露出配線で増やすことになってしまいます。生活動線に合わせて、家電の位置・将来のスマート家電対応まで想定しましょう。
リフォーム後に後悔する大きな要因となるのが、事前のヒアリングやすり合わせ、確認不足によるものです。
リフォームでは、住む人の希望をしっかり受け止め、実際の生活に必要な施工や工夫について適切なアドバイスをしてくれる業者が理想です。今現在不便に感じているところや、こんなふうにしたいという希望、不明点などをきちんと相談し、図面や仕様書などでしっかり確認しながら進めることが大切です。
部屋ごとに多いリフォームの後悔ポイント5選
後悔のポイントは、部屋ごとに異なります。代表的な後悔ポイントを、それぞれの部屋でまとめました。
キッチン
人気の対面式キッチンへのリフォームは、子どもや家族の様子を見ながら家事ができて良い、といったメリットがある一方、来客時などにはリビングから作業中の手元や洗い物が見えやすく、思ったよりも落ち着かないという人も多いようです。住む人の好みや使い勝手を考慮して変更を検討しましょう。
またレイアウトを変更する際に作業スペースを十分に確保できず、調理がしにくくなってしまうケースも見られます。
近年は電子レンジやオーブン、食洗機、炊飯器に加え、電気圧力鍋やブレンダーなどキッチン家電の種類が増え、以前よりも多くの機器を日常的に使う家庭が増えています。そのためキッチンのリフォームでは、デザインや設備の新しさだけでなく、家電を無理なく置けるスペース計画が重要になります。調理台の上に家電があふれると作業動線が悪くなり、使い勝手や安全性も低下します。
作業スペースを大きく取り、壁の代わりに目隠しになるカウンターや収納棚を設けるなどの工夫をするとよいでしょう。収納内部に家電用スペースを設けたり、使用頻度に応じて「出す家電」と「しまう家電」を整理することで、キッチン全体をすっきり保つことができます。また、将来的に家電が増える可能性も見据え、余白のあるレイアウトを考えることが、長く快適に使えるキッチンリフォームにつながります。
浴室・洗面所
浴室は、家の中でもヒートショックや転倒の危険が高いところです。見た目や設備を新しくすることを優先し、断熱やバリアフリーをおろそかにしてしまうというのはよくある失敗ポイントです。
浴室・洗面所のリフォームは、断熱施工やバリアフリー化など、歳を重ねた後も安心できるリフォームを取り入れましょう。近年は浴室暖房乾燥機や洗面脱衣室に壁付け暖房機を導入し、冬場の寒さやヒートショック対策を重視する方が増えています。また断熱性や防犯性、掃除のしやすさを考慮し、あえて浴室の窓をなくす選択をするケースも少なくありません。
浴室では清掃のしやすさも大きなポイントです。床は水はけが良く乾きやすい素材を選び、排水口は分解して洗える構造にすることで日常の手入れが格段に楽になります。棚や小物置きはマグネット式にすると、取り外して掃除ができ、カビの発生も抑えやすくなります。
また洗面所は、ドライヤーや電動歯ブラシ、美顔器など使用する機器が増えているため、コンセントの数や位置の検討が欠かせません。タオルや洗剤、化粧品など置くものも多いので、収納を多めにとると便利です。ライフスタイルに照らして設計してください。
洗面脱衣室を見直す場合は、洗濯動線を最優先に考えたいところです。
洗濯動線とは、洗濯物を洗う・干す・しまうの一連の人の動きのことです。昔ながらの住まいでは、洗濯機は洗面所、干す場所は2階のベランダ、収納は各部屋…と移動距離が長くなり、家事の負担が大きくなりがちでした。特に重い洗濯物を持って階段を上り下りする動線は、毎日のことだからこそ大きなストレスになります。せっかくお金をかけてリフォームをしたのだから、洗濯動線の見直しをしておけばよかった、という後悔はよく聞かれます。
リフォームをする際には、 可能であれば間取りの見直しも視野に、安全で使い勝手の良い浴室・洗面所計画を立てることをおすすめします。洗濯機の近くに室内干しスペースを設ける、洗濯物をたたむカウンターや下着・タオルなどの収納場所を設けるなど、最短動線で完結するようにすることで家事効率が大きく改善します。黄砂やPM2.5への配慮から室内干しの需要も高まっており、物干し金具や乾燥設備を組み合わせることで、より快適な水まわり空間を実現できます。
トイレ
トイレのリフォームでも、設備の新しさや内装だけでなく、安全性や将来の使いやすさを考えた計画が重要です。
トイレ内も浴室と同様、気温差が大きくなりがちです。断熱施工のほか、掃除や収納がしやすい構造を考えると良いでしょう。壁面に収納棚を設ければ、必要な物をすっきり収納できますよ。
また、特に見落とされがちなのが、ドアの開き方です。入口がトイレ側に開く内開きドアの場合、リフォームのタイミングで廊下側に開く外開きドアへ変更することをおすすめします。内開きのままでは、万一トイレ内で人が倒れてしまった場合、身体がドアを塞いでしまい、外から扉を開けられず救助が遅れる恐れがあります。また将来的に介助が必要になった際にも、扉と人が干渉してしまい、介助者が入りにくくなるケースがあります。
外開きドアにすることで、緊急時の安全性が高まり、介助動作もしやすくなります。また手すりをつけたり、段差をなくしたりといったバリアフリー化を一緒にしておくと良いでしょう。
トイレは毎日使う空間だからこそ、将来を見据えた配慮をリフォームで取り入れることが大切です。
リビング・ダイニング
リビング・ダイニングのリフォームでは、実際の暮らし方を具体的に想像した計画が欠かせません。
リフォーム後に後悔するポイントで多いものがコンセント不足です。ソファ横でのスマートフォン充電、ダイニングテーブル周りでのホットプレート使用、季節家電の設置など、家具を配置した状態を前提にコンセントの位置と数を考えることが重要です。
次に意識したいのが「使える広さ」で考えることです。部屋の帖数だけで判断すると、テレビ台やソファ、ダイニングテーブルを置いた後に通路が狭くなり、動線が窮屈になることがあります。家具のサイズと人の動きを含めてレイアウトを検討することで、落ち着きのある空間になります。
照明計画も重要なポイントです。リビング・ダイニングはくつろぎ、食事、作業など用途が多いため、1室1灯では明るすぎたり暗すぎたりと不満が出やすくなります。主照明に加えて間接照明やダウンライトを組み合わせ、シーンに応じて切り替えられる計画にすることで、快適で居心地のよい空間を実現できます。
一方で、開放的なLDKを目指して広くしすぎると、冷暖房が効きにくくなり光熱費が上がってしまいます。また収納がないと物が散乱し、せっかくの空間が雑然としてしまいます。大きな窓を設置するときも、断熱性能が重要になります。断熱性能を高めつつ、収納やクローゼットを適切に配置して、快適な空間を目指しましょう。
玄関・廊下
玄関・廊下のリフォームでは、安全性と防犯性を意識した計画が重要です。特に照明計画は、暮らしの快適さを大きく左右します。
夜に帰宅した際、玄関が暗いままだと段差や上がり框が見えにくく、つまずきや転倒の原因になりかねません。そこでおすすめなのが、玄関や廊下へのセンサー付き照明の導入です。
人の動きを感知して自動で点灯するため、手がふさがっていても安全に出入りでき、消し忘れの心配もありません。また屋外のポーチ灯をセンサー付きにすることで、不審者が近づいた際に明かりが点灯し、防犯対策としても効果が期待できます。
玄関・廊下は家の第一印象となる場所だからこそ、安心して使える照明計画をリフォームで整えることが大切です。
また玄関も収納不足に陥りやすい場所です。靴や荷物が溢れ、使いにくい空間に。廊下が狭いと、家具の搬入ができなくなったり、将来的に車椅子が通れなくなったりする問題が起こります。
玄関には必要に応じてシューズクロークを設置し、廊下は手すりの設置や車椅子利用を想定して広めに設計するとよいですよ。
リフォーム費用で後悔しやすいポイント3選
リフォームでは、費用面も後悔しやすいポイントです。リフォーム費用で特に後悔しやすい3つのポイントをまとめました。
想定以上の追加費用が発生した
解体してみて初めて構造の劣化が見つかったり、配管の移動に予想以上の費用がかかったりすると、追加費用が必要になります。あらかじめ、費用は余裕をもって用意しておきましょう。
ただし事前調査を徹底すれば、ある程度のリスクは減らせます。床下や壁の中など、見えない部分の状態を可能な限り確認してもらいましょう。
補助金や減税制度を使わず損をした
耐震改修やバリアフリー化、省エネリフォームには、補助金や減税制度があります。制度の活用には申請が必要です。知らずにいると、損をしてしまうかもしれません。
リフォーム前には自治体の窓口で、利用できる制度を確認するのがおすすめです。また業者に補助金申請のサポートを依頼すれば、複雑な手続きもスムーズに進められますよ。
グレードを上げすぎて予算オーバーした
ショールームで最新の設備を見ると、あれもこれもと欲しくなってしまいますよね。しかしグレードを上げすぎた結果、予算が大きくオーバーしてしまっては元も子もありません。
リフォームでは、優先順位をつけて予算配分することが大切です。安全性や快適性に関わる部分には予算をかけ、見た目の部分は標準グレードで十分なこともあります。
必要な性能と不要なオプションを見極め、本当に必要なものだけを選ぶことで、予算内で満足度の高いリフォームができます。
リフォームの後悔を防ぐための会社選びのポイント
信頼できる業者を選ぶことが、後悔しないリフォームの第一歩。実績や過去の施工事例を確認し、担当者ともよく話し合って、誠実な業者を選びましょう。またアフターフォロー体制が整っていることも、重要なポイントです。
香川県でリフォームを行う場合、地域の気候特性を理解している業者を選ぶことが大切です。温暖な瀬戸内式気候での住居は、冬の底冷えや夏の高温多湿への対応がポイントです。土地の特徴を理解した地域密着型の業者なら、より快適な住まいへの提案をしてくれますよ。
金額だけでなく提案力や信頼性を総合的に判断して選びましょう。
リフォームの後悔を防ぐために長期的な視点を
リフォームでは今の暮らしを快適にするだけでなく、将来を見据えた計画が重要です。子どもの成長や親の介護、自分たちの老後などライフスタイルにあわせて住居に必要な項目は変わります。5年後、10年後の家族構成やライフスタイルの変化を想定し、リフォーム計画を立てましょう。
あらかじめバリアフリー化しておいたり、家族構成にあわせて間取りを変えやすいパーテーションを活用したりすると、より長く、快適に住み続けることができます。
短期的な視点だけでなく、長期的な視点を持って計画を立てることが、後悔しないリフォームのポイントです。
後悔しないリフォームは株式会社ヒカリにご相談ください
後悔しないリフォームには、事前の調査や生活にあわせた計画が不可欠です。長期的な生活の変化も視野に入れたリフォームのご相談は、株式会社ヒカリにお任せください。
株式会社ヒカリは、香川県で豊富なリフォーム実績を持つ専門業者です。お客様のご要望を丁寧にヒアリングし、将来を見据えた最適なプランをご提案いたします。
後悔しないリフォームを実現したい方は、ぜひ株式会社ヒカリにご相談ください。

大学卒業後、㈱ヒカリへ入社。住宅の現場監督として7年間、新築・リフォーム・リノベーション現場を経験。その後営業課・積算課を経て、現在は今までの経験を活かし住宅リノベーション・リフォームのプラン作成~積算業務を担当。31歳のときに1級建築施工管理技士、32歳のときに一級建築士を取得。
趣味は旅行で、夢は都道府県すべてに旅行すること。
住宅
















