香川県で戸建てリノベーションするなら?暑さ・寒さ・耐震を改善する家造りを解説
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香川県は、温暖で暮らしやすい地域として知られています。瀬戸内海に面し、降水量が少なく、日照時間が長い穏やかな気候が魅力です。
一方香川県の古い住宅の多くは、断熱性や耐震性に課題を抱えています。こうした問題を根本から解決するのが、戸建てリノベーションです。古い家の良さを残しながら、現代の性能を持つ家にすることで、長く安心して暮らせます。
今回は香川県の気候と住宅の特徴や戸建てリノベーションで解決できる課題から、リノベーション事例や費用相場をまとめました。
戸建てリノベーションとは?
戸建てリノベーションとは、既存の一戸建て住宅の性能や機能を向上させる改修工事のことです。修繕や設備の交換だけでなく、建物の骨組みを活かしながら、耐震性・断熱性・間取り・設備などを、現代の基準に合わせて全面的に改修します。
リノベーションのメリットは、既存の家の良さを残せることです。太い柱や梁、歴史のある建具、愛着のある庭など、長年住んできた家の思い出を残しながら、快適で安全な住まいに生まれ変わります。
また基礎や構造の一部を活かせるので、建て替えと比較して費用を抑えられるのも利点のひとつです。
香川県の気候と戸建て住宅の特徴
香川県の住宅では、地理的な課題への対応が課題となります。香川県の気候の特徴と、一般的な戸建て住宅とは異なる対策についてまとめました。
瀬戸内式気候による住まいの課題
香川県は瀬戸内式気候に属し、温暖で降水量が少ないのが特徴です。晴れの日も多く、生活しやすい地域ですが、住まいの観点からはいくつかの課題があります。
- 夏の暑さ
- 冬の寒さ
- 湿度の高さ
ひとつめは、夏の暑さです。瀬戸内海式気候では、夏に気温が大きく上昇します。屋根からの熱が室内に伝わる2階は、特に暑くなりがちです。断熱性能が低い古い住宅では、エアコンをつけても涼しくなりにくく、電気代も高騰します。
一方冬は、家の中が底冷えします。特に夜になると、床や壁から冷気が伝わり、足元が冷たく感じます。暖房をつけても暖かい空気が天井に溜まり、足元が寒いままです。
また瀬戸内式気候は、雨は少なくても湿気がこもりやすい環境です。瀬戸内海に面しているため、海からの湿気が流れ込むからです。気密性が低く換気が不十分な住宅では、湿気がこもり、カビや結露が発生しやすくなります。
香川県で多い戸建て住宅の特徴
香川県では、木造住宅が中心です。古い住宅でよく見られるのは、田の字型の間取りと立派な屋根瓦です。
田の字型の間取りは開口部が多く、壁量が少なくなります。また、屋根は土葺きで瓦を施工していることが多いため、重量があります。このため、耐震性の面では不安が残ります。地震の際、屋根が重いと建物全体に大きな負担がかかり、倒壊のリスクが高まるのです。
香川県の住宅は、風通しは良い一方で、気密性が低くなりがちなのも特徴のひとつです。昔ながらの日本家屋は、夏の暑さをしのぐために窓や室内の建具の開口を大きく取り、風通しを重視して作られています。土壁は蓄熱性はあるので冬は有利に働きますが、柱や土台・梁との間に隙間ができやすいため、気密性が低いです。そのため空気の流れができてしまい、冷暖房の効率が悪くなります。
さらに築20年〜30年以上の戸建ては、断熱材が不十分な場合が多くあります。また窓もアルミサッシの単板ガラスで、熱が逃げやすい構造になっており、冬に寒い家の構造になっているのです
戸建てリノベーション香川の家の課題を解決!
香川県に多い住宅の課題は、リノベーションで解決できます。ここでは住宅の課題を解決する戸建てリノベーションの施工とポイントを見ていきましょう。
暑さ・寒さ対策
夏の熱気と冬の底冷えを改善するには、断熱・気密改修が効果的です。窓を高性能な複層ガラスに交換したり、内窓を設置したりするほか、壁・床・天井に高性能な断熱材を施工することで、外気の影響を受けにくくなります。
特に窓の断熱改修は、断熱効果が高い施工のひとつです。住宅の気温は、窓から外気温の影響を受けます。
窓の断熱性が高まれば、冷暖房効率が向上し、光熱費の削減にもつながりますよ。結露も防げるので、カビの発生も抑えられます。
また壁・床・天井の断熱材施工では、各所に断熱材を入れ込みます。壁を剥がして断熱材を充填し、気密シートで隙間を塞ぐことで、外気の侵入を防ぐのです。
施工箇所によっては、住みながらの工事も可能です。あまり大規模なリノベーションは希望しない、というという方は、生活で主に使用している部屋だけを断熱する部分断熱もぜひ検討してみてください。
耐震補強
南海トラフ地震が想定される香川県では、耐震補強が急務です。香川県は、南海トラフ地震発生時には強い揺れが起きることが予想されています。特に古い木造住宅は、倒壊のリスクが高いとされています。
まずは瓦屋根を軽量化しましょう。瓦を軽量な金属屋根やスレート屋根に葺き替えることで、建物の重心が下がり、地震の揺れに強くなります。
基礎の補強も重要です。古い住宅では、基礎が石を積んだだけの簡易なものや、鉄筋が入っていないコンクリート基礎であることが多くあります。基礎を補強することで、建物を安定させましょう。
また耐力壁の増設と接合部への金物設置も、耐震性を高めます。柱と梁の接合部に金物を設置することで、地震の揺れでも建物が崩れにくくなりますよ。
耐震補強はむやみに壁の補強や接合金物取付をしても、十分な耐震性能を発揮することはできません。建物の現状をしっかりと調査したうえで構造計算を行い、適切な補強位置を算出して補強計画を立てることが大切です。
湿気・カビ対策
香川県は湿気がこもりやすい環境です。調湿と換気の対策を行いましょう。
古い住宅では床下が土のままの状態で束石を置き、その上に床を組んでいる場合が多く見られます。この構造では地面からの湿気が上がりやすく、建物の劣化やシロアリ被害の原因となることがあります。
そのためリフォームの際には適切な床下の湿気対策を講じることが重要です。
建物全体を改修する場合は厚手(0.1㎜以上)の防湿シートを隙間なく敷着込むことで、地面からの湿気を効果的に遮断できます。さらに、予算に余裕がある場合は、その上からコンクリートを打設することで、湿気の侵入をほぼ完全に防ぐことが可能です。
床の撤去を行わない場合でも対策は可能です。床下にシロアリ防除成分を含んだアクリル樹脂を流し込むことにより、防湿層を形成する方法があります。この工法は、コンクリートを打設した場合と同等の湿気対策効果が期待できる点も大きな特長です。
さらに、湿気やカビ対策は床下だけでなく、住まい全体で考えることが重要です。例えば、熱交換型の換気システムなら、排気する空気の熱を回収して給気する空気を温めるので、換気による熱損失も最小限に抑えられます。
加えて、室内には調湿機能を持つ建材を取り入れるのも効果的です。珪藻土や調湿クロスは、湿度が高いときは湿気を吸収し、低いときはすることで、室内環境を快適に保ち、カビの発生を抑える効果が期待できます。
外構・庭も含めた暮らし再設計
戸建てリノベーションでは、建物だけでなく、外構や庭も含めた暮らし全体を再設計できます。香川県の温暖な気候を活かして、庭やデッキで過ごす時間を増やすのもオススメです。
またウッドデッキやテラスを設けるとリビングと庭がつながり、開放的な空間が生まれます。バーベキューや家庭菜園を楽しんだり、子どもやペットが遊ぶスペースにしたりするのもいいですね。
また駐車場の配置を見直すことで、動線が改善される場合もあります。玄関から近い位置に駐車場を設ければ、買い物の荷物を運びやすくなります。さらにカーポートがあれば、雨の日も濡れずに車に乗り降りできますよ。
庭の管理が大変なら、植栽を見直したり、雑草が生えにくい防草シートや砂利を敷いたりするとよいでしょう。
香川県でおすすめの戸建てリノベーション事例
実際のリノベーションでは、家の状態や住む人の希望にあわせて、さまざまな提案が行われます。ここでは「築40年程度の木造戸建て」「古民家」「相続した実家」の3つを例に、リノベーション例のイメージをまとめました。
築40年程度の木造戸建て
築40年程度の木造戸建てでは、断熱性能と耐震性能を大幅に向上させるリノベーションが効果的です。
瓦屋根を金属屋根に葺き替え、基礎を鉄筋コンクリートで補強したり耐力壁を増設したりすることで、南海トラフ地震に備えます。
またすべての窓に内窓を設置し、壁・床・天井に断熱材を施工することで、冷暖房効率も向上させましょう。
古民家
太い梁や柱、土壁の趣が残る古民家は、歴史を感じさせる佇まいが魅力です。伝統的な美しさを残しながら、現代の性能を持つ住まいに再生しましょう。
梁や柱はそのまま活かし、土壁の内側に断熱材を施工します。また瓦屋根は美観を保ちながら一部を軽量化し、構造補強を徹底することで、耐震性を確保しましょう。床下には断熱材を敷き詰め、窓には内窓を設置しました。
古民家の趣を残しながら、快適で安全な住まいにすることで、伝統と現代が融合した空間が実現できます。
相続した実家
相続した実家は、すでに築年数を重ねていることがほとんどです。また夫婦二人で暮らすには広すぎて掃除や管理が負担という場合もあります。減築リノベーションで、現代的なバリアフリーの平屋に再生するのもよいでしょう。
二階部分を撤去し、一階だけの平屋にすると、階段がなくなります。生活に必要な場所がすべて同じフロアにあるので、将来車椅子を使うことになっても安心です。
また減築によって建物がコンパクトになることで、断熱性能も向上します。光熱費や固定資産税も削減でき、掃除や管理の手間も減りそうです。夫婦二人にちょうどいい暮らしやすい家にすることができますよ。
香川の戸建てリノベーションの費用相場と工期
香川県での戸建てリノベーションでは、特に瓦屋根の住宅で、屋根の軽量化費用がかかるケースが多いのが特徴です。
一般的な部分リノベーションの場合、数十万円〜数百万円程度が相場です。構造には手を加えず、設備と内装を新しくする工事なら、工期もそれほどかかりません。住みながら施工できる場合もあります。
フルリノベーションの場合費用は数千万円程度かかります。また瓦屋根の撤去と軽量化には、さらに数百万円程度かかることもあるようです。
工期は、部分リノベーションで1カ月~2カ月程度、フルリノベーションで5カ月~10カ月程度が目安です。古い住宅では解体してから想定外の劣化が見つかることもあり、追加工事が発生する可能性もあります。
大規模な工事で工期が伸びると、仮住まいの費用も増えます。日程にも、費用にも、余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。
香川で戸建てリノベーションを成功させるためのポイント
香川県での戸建てリノベーションを成功させるには、地域特有の気候と災害リスクを考慮した計画が重要です。
まずは耐震診断と断熱の調査を、必ず実施しましょう。建物の現状を正確に把握することで、必要な工事が明確になります。
耐震計画では、南海トラフ地震を前提とした計画を立てましょう。香川県は強い揺れが予想される地域です。調査を基に、倒壊リスクを専門家と相談しましょう。
また夏の猛暑と、冬の底冷えを考慮した断熱計画も必要です。断熱改修は、光熱費削減にもつながるので、長期的には費用を回収できますよ。湿気対策もあわせて計画に組み込みましょう。
香川県の住宅に適した施工のためには、地域の気候に詳しい、地域密着型の業者を選ぶことがオススメです。地域で経験を積んできた業者なら、長く、快適に過ごせる住居リノベーションを提案してくれますよ。
香川県の戸建てリノベーションなら株式会社ヒカリにおまかせください
香川県の戸建てリノベーションは、夏の暑さや冬の底冷え、南海トラフ地震への備えという、地域特有の課題を解決する機会です。断熱・気密改修によって室内環境を整え、耐震補強によって安全性を確保しましょう。また湿気・換気対策を行えば、長く、安心して暮らせる家になります。
株式会社ヒカリは、香川県で豊富な戸建てリノベーション実績を持つ専門業者です。地域の気候と住宅の特徴を熟知し、耐震診断・断熱診断から設計、施工、アフターフォローまで一貫してサポートいたします。
香川県で戸建てリノベーションをお考えの方は、ぜひ株式会社ヒカリにご相談ください。
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大学卒業後、㈱ヒカリへ入社。住宅の現場監督として7年間、新築・リフォーム・リノベーション現場を経験。その後営業課・積算課を経て、現在は今までの経験を活かし住宅リノベーション・リフォームのプラン作成~積算業務を担当。31歳のときに1級建築施工管理技士、32歳のときに一級建築士を取得。
趣味は旅行で、夢は都道府県すべてに旅行すること。
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